浜松らしくなって

カテゴリー │見聞2024年

R6/4/14(日)。





 朝から町内の準備をするにあたっては、燃料も補給しつつ行います。





 アルコール系の内服する「燃料」です(笑)。





 法被を着て、朝から飲む「燃料」はこれがまた美味しい。







 準備を終えて、周辺を歩くと、このような風景に出くわします。



(同日、昼頃、新町にて)

(拡大!)



(同日、昼頃、馬込町にて)





 初節句のお祝いに際し、糸目付けを終えた初凧が飾られる。





 なんとも良い風景じゃないですか。





(同じようなことを12年前にも申しておりました)
https://takoken.hamazo.tv/e3555154.html
2012(H24)/4/8記事「4月も中旬へ」






 そんな風景も楽しみつつ。





 昼食後は身体と肝臓を休ませるべく、自宅で仮眠。





 そしたら、ワッチョピッピの声と音が・・・。





 新町か??


 (布団の中で音を聞いただけなので未確認。だが、たぶん新町)





 近くを通り過ぎていくワッチョピッピの音。





 なんともいい音じゃないですか。





 自分自身もずーっと先頭でやってきただけに。





 自分が発信していないよその組の音に耳を傾ける、というのもまたよい。






 ああぁ・・・浜松らしい風景だな。



     (善)



 

「屋台」と呼ぶ

カテゴリー │記事屋台

先日来、投稿している馬込町の新屋台の話。





 今回は新聞記事を読んでみます。





 まずは『静岡新聞』R6/4/1(月)11面。



 違和感なくスッと読めましたの。





 「御殿」という字が無いからですね。





 浜松の屋台は、本来「屋台」。





 「御殿屋台」は、山崎氏が命名した、とご本人の著作にありました。

https://takoken.hamazo.tv/e5154350.html
2014/2/22投稿「『浜松凧屋台』」


 しかし、寺社建築・堂宮建築では、そういう用語は無いそうで。





 山崎さんが、何をもって「御殿屋台」と言っているのかは明らかにされていません。





 例えば「二層屋根の屋台」なのか、それとも「凧揚げまつりの屋台すべて」なのか、とか。





 本研究会としては。「屋台」もしくは「浜松屋台」と呼称しております。





 で、こちらは『中日新聞』R6/4/2(火)13面




 こちらでは、見出し(タイトル)と記事導入部にこそ「御殿屋台」が用いられていますが。





 全体としてはそんなに強調されていない。





 天峰建設さんが棟梁としてこだわったのか、馬込町の面々が昔ながらの自然体だったからのか・・・。

 (その辺は聞いてみない事にはわかりません)





 それはそうと。


 二層の軒下組物が「三手先組」になっているのは、浜松初だと思いますね。





 「二層 軒唐破風 三手先組 屋台(にそう のきからはふ みてさきぐみ やたい)」といえばよいのでしょうか。



     (善)




 

馬込町新屋台

カテゴリー │見聞屋台





撮影:筆者 R6/3/31午後


 馬込町の新造屋台の試し引きの風景に偶然にも遭遇した瞬間。





   (善)



 

久しぶりの

カテゴリー │見聞屋台






 ご無沙汰してました。





 久しぶりの投稿となりました。





 馬込町の屋台。





 新築です。





 この界隈では久しぶりの出来事ですね!。





 偶然だったのですが、「試し引き」しているところに遭遇。





 町内のよけるべき電線を確認していたのだとか。




      (善)

写真は筆者(令和6年3月31日午後)撮影



 

今年の反省(長文)②

カテゴリー │「浜松まつり」諸問題

今年の反省、というより「振り返り」を。




【2】「浜松まつり」内に創設された「騎馬武者行列」について




 大河ドラマ関連イベントとして、「騎馬武者行列」が創設されました。




 一報を聞いた当初 「???」 となりました。




 「騎馬武者行列」。




 ・・・そんなのあったっけ。




 で、なんで5月5日なんだ??。






 【ここからは全くの推測です】
 妄想といってもいいです。



 おそらく、今回の騎馬武者行列は、浜松まつりを統括している「浜松まつり組織委員会」の外側で「誘致」が行われた。


 日程の決定後に、組織委員会にかけらた・・・のではないか。と推測しております。


 それにしても、決定の経緯は明らかにすべきです。





 大河ドラマ等を「契機」として。



 浜松地域が活性化することは、浜松の住人の一人として大歓迎。



 今回の「騎馬武者行列」もその点では成功していると思われます。





 しかし。



 浜松まつりの中核の伝統行事である「凧合戦」「屋台引き回し」。



 これらを縮小して開催されるべきものではない。



 5月5日の中央統一行動「屋台引き回し」が開催されなかったのは。



 騎馬武者行列との兼ね合いで、朝から屋台を配置しておくことが極めて困難であったから、と想像します



 実際、あの日の人だかりをみれば、事前に屋台を配置しておくことには「危険」すら感じますよ。



 でも。



 浜松のアイデンティティともいうべき伝統行事の一角、「屋台引き回し」を中止させてまで開催するものではない。



 「騎馬武者行列」があったために、帰省メンバーがホテルを確保できなかった、という事例もあったようです。



 (これは、3年間の行動制限の間に、宿泊業の供給能力が棄損されたことの方が、原因としては大きいかもしれませんが)






 例えば、こういうやり方はできなかったのかなと。妄想してみます。





 今回の「騎馬武者行列」を、「浜松まつりプレイベント」として4/29(土)や4/30(日)や5/2(火)に開催されていたら。



 本来の5/5の伝統的行事(屋台)や、その集客と重複することなく。



 経済的には「純増」の活性化ができた、という風には考えられないでしょうか。



 それがなくても、「凧」は帰省メンバーも含めて人を集めているのだから。



 騎馬武者行列の経済効果と、「凧」の経済効果と、「相殺」されてしまった部分も少なからずあるのではないかと。



 今の浜松には。



 おそらくNHKとの太いパイプをつくることに成功した人物やノウハウがあるものと思います。



 大河ドラマだけでも、

『おんな城主直虎』2017年
『いだてん~東京オリムピック噺』2019年
『どうする家康』2023年

 と。



 その上、家康を「大御所様」「家康公」と仰ぐあの駿府が誘致できなかった家康の騎馬武者行列が実現しているんだから。





 この方に、「やるなら凧まつり直前のゴールデンウィーク前半がベストですよ」と。



 ぜひ、教えてあげたかった!!



 これは浜松経済にとって大きな武器。



 この武器を、地元の伝統的行事と両立されるような用い方。



 これを次年度以降、丁寧に検討されることを、ぜひともお願いしたいところであります。



   (善)




 『静岡新聞』令和5(2023)年5月6日(土)1面より


 こういう写真は記者さんも上手に撮るね。
 被写体も撮られ慣れてる。
 プロだから。



 

今年の反省(長文)①

カテゴリー │「浜松まつり」諸問題

令和5年の凧揚げまつりについて。



 わたくしなりに考えてみました。


 

【1】本年の開催について



 2月の段階で。「新型コロナ感染症の第2類相当から第5類への以降が5/8(月)」と政府方針が示されました。



 これを聞いたとき、「あぁ、こりゃ今年も去年と同じか???」。



 そう思いました。



 まつり開催期間における感染症法上の扱いは、昨年度と何ら変わらないのですから。






 そんな中、3月になって、組織委員会は、「飲食OK」「合戦OK」「練りOK」との方針を示しました。




 政府は「3/13からマスクは取りましょう」と言っておりましたが。




 感染症法上の扱いは「第2類相当」のまま。




 感染症法上の扱いが昨年と変わらない中でのこの判断は、大変難しいものであったと、思います。




 終了時刻制限と、アルコール類の制限はあったものの。




 事実上4年ぶりとなる開催ができたことは、心からうれしく思います。




 この点で、組織委員会各位には敬意を表したいと思います。



     (善)



 

余韻に浸れ・・・

カテゴリー │浜松凧あげまつり凧じるし画

晴天に恵まれた今年の「凧」。




 (「凧」とは凧揚げまつりを指しています)




 天気には本当に恵まれましたが、風には恵まれませんでしたね。




 特に5/5。




 あの日以降、晴れた日は風がよく吹いている印象があるのですが。








 あれから早くも1週間が過ぎ、余韻に浸りたい、、、ところです。




 なかなかそうもいかず。




 3年前に描いた「凧じるし画」の、未掲載作品でお茶を濁してみます。


 令和2年5月10日、とメモがありますね。


 こちらは、昭和59(1984)年の書籍『浜松凧あげまつり』に掲載された中で、浜松凧の伝統的画法を踏襲している新町内の凧印。




 もうひとつ。

 こちらも令和2年5月ごろ。



 こちらは、浜松凧の伝統的画法とは一線を画す凧印。





 スタイルが異なるので「ど難しかった」、という感じでした。





 もういくつかのしるしがあるはずですが、どうやらここで力尽きた模様。




         (善)




 

おつかれさまでした

カテゴリー │「浜松まつり」諸問題

みなさま、おつかれさまでした。




 「感染症対策」の名のもと、



令和2(2020)年 中止

令和3(2021)年 凧揚げのみ、合戦なし、屋台なし、県外者の帰還参加禁止

令和4(2022)年 凧揚げのみ、合戦なし、屋台は町内廻りのみ




 3年間、こんな調子でした。




 「感染症法」上の分類は、明日5/8月(月)まで、令和2年当時と変わらないわけです。




 その「第5類への移行」が2月中に「5月8日」に決まってしまい、組織委員会も頭が痛かったことと存じます。




 各町内でも、2月には初祝いをほぼ確定して凧を注文するでしょうから。




 初練りの接待(飲食)をどうするかで頭を悩ませたはずです。




 実際、感染症法上の分類はそのまま。




 マスクは3/13から「任意」となった(それまでも「要請」であったので任意なのだが)。




 とはいえ。




 みんなで会食することじたい、まだ憚られていた状況だったと思いますね。




 そんな中途半端な外的状況の中「飲食は可能」とされたのは、難しい決断だったと思います。










 それとは別の話で。




 今年は「屋台中央統一行動」が5月5日に開催されませんでした。




 大河ドラマ関連のイベント「騎馬武者行列」を「浜松まつり」の中で創設したためです。









 大河ドラマで浜松が活性化するのは大いに結構。




 でも浜松のアイデンティティをどかしてまでやることではないはず。




 例えば5/2とか4/29とか、そういう日程で開催されるべきものでしょう。




 屋台の中央統一行動については、朝の時点で屋台を待機場所まで移動しておくというやり方をしています。




 屋台が配置された状況で、観客を大勢集める大人気スターが登場するイベントとは両立できない、ということなのでしょう。






 
 やはり、「凧揚祭」と「浜松まつり」は分けて考えるべきです。




 凧揚祭は各組の統一行動で成り立っており、そこに付随するのが「浜松まつり」。




 昔は「凧揚祭」単独で行われていたが、「商工業活性化」の目的で「浜松まつり」が同時開催されるようになり、のちに観光行政の位置づけの中で「浜松まつり」として「今も」凧揚祭期間に同時開催されている。



 と語られる形にするべきです。




 他の複数あるイベントと並列で「凧合戦」「屋台引き回し」があるだけだから、軽んじられるのだろうと思ってしまいます。











 何はともあれ、おつかれさまでした。



    (善)