変体仮名:常盤町
ご無沙汰してました。
暑い日が続きますね。
久々の記事も「暑苦しく」変体仮名の話をしてみたいとおもいます。
改めて「変体仮名」とは。
「仮名」には、平仮名と片仮名がありますね。
どちらも元は漢字。漢字の意味を無視して、音だけ借りた文字。
漢字には、音と意味が備わっています。表音表意文字という所以です。
仮名には、意味はありません。表音文字というわけです。
平仮名→漢字の意味を無視して、漢字を崩してできた字。
片仮名→漢字の意味を無視して、漢字の一部を用いた字。
安→「あ」、以→「い」
阿→「ア」、伊→「イ」
変体仮名は・・・。
変体仮名も、平仮名と同じ。漢字の意味を無視して、漢字を崩してできた字。
平仮名との違いは、平仮名に採用されたかされなかったのか の違い。いわば「平仮名の二軍」であります。
だから元の漢字(字母)などは気にせずに、形と音を結びつけて平仮名のように覚えてしまえば良いのです。
そして今日の本題。
「と組」ですね。
常盤町の法被の背中。
そして衿にも。
平仮名で「と組」と書くのと、全然違って見えますね。このあたりが変体仮名の醍醐味と申しましょうか。
(善)
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