変体仮名:の

浜松凧揚祭研究会

2016年08月08日 00:15

久々にログインしたら

「51日ぶりのログインありがとうございます」

などと、表示されてしまいました・・・。



 ご無沙汰しておりました。


 変体仮名シリーズを「いろは順」で進めております。


 いろはにほへと ちりぬるを
  わかよたれそ つねな「ら」む
 うゐのおくやま けふこえて
  あさきゆめみし ゑひもせす


 この順番で、凧、法被などに描かれているものから引っ張っていおります。

 特に浜松では法被の衿に多用されています。

 前回が「ら」でした。

 「ら」の次は、「む」ということになりますが、使用例なし。

 「う」「ゐ」も同様。


 したがって今回は「の」。


 現役のものにはありませんが、野口町の1962年=昭和37年以前の法被にありました。


 コレです。


 「のぐみ」と書いてあります。



 字母(元になった漢字)は「能」。

 
 いくつかのバリエーションがあるようです。


 法被はこんな図案だったそうです。

 1963年=昭和38年、現在の屋台新築に合わせて、茶色の法被に変えたのだとか。



 変体仮名データは「Koin変体仮名」より引用。
http://www10.plala.or.jp/koin/koinhentaigana.html




    (善)

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