『保存版 ふるさと浜松』のチラシ
7月1日の新聞折り込みチラシの話。
いきなり朝っぱらから練兵場時代の凧場のかっこいい写真が目に飛び込んできて一気に目が覚めた。
ご存知の通り7月1日は市制記念日で浜松市は100周年を迎えた。
記念写真集として郷土出版社から『保存版 ふるさと浜松』が出版されるということだが、
そのチラシに昭和31年頃という練兵場での凧揚げ写真が1枚ドーンと載っていた。
撮影しているカメラの目の前を亀山町の法被衆によって大凧が運ばれている。
ただそれだけで勢いが感じられるかっこいい写真である。
今からまさに揚げんとする場面だろうか。
後ろには龍禅寺の旗も見える。
この子供は船越の法被か?これは向宿の背中の大紋?
など思わず見入ってしまう。
チラシ裏面には鍛冶町通りでの屋台引き回しの写真もあった。
こちらも「昭和31年頃」と記載されているが、これは明らかに間違い。
なぜなら昭和42年製作の鴨江町の屋台が写っているから。
ということは少なくとも昭和42年以降の撮影だろうが、昭和55年に焼失してしまった新町の先代屋台の姿も健在で感慨深い1枚だ。
そんな魅力的な写真集だが、予約限定出版1,500部¥9,975とのこと。
ざっと目次を見て個人的にまず気になるのが
【コラム】浜松まつり今昔
神輿を担ぐ若衆 ←(松尾神社の祭典かな??)
の二つだがこれらにどれだけのページが割かれているかはわからないので
即購入にはまだ踏み切れない
このような昔の資料集めというのは
この先どんどん入手が難しくなり整合も取りにくくなっていくことが想像できる。
研究会の活動として後世に浜松の『凧』の姿を伝えるこんな作業も増やしていきたいですね。
(naka)
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