ご報告(第4回報告会)
先日は、第4回報告会、ご来場いただいた方、ありがとうございました。
また、今回は、当方の準備不足で、広くお声掛けができませんでした。非公開の報告会となった次第です。
そんな不手際のお詫びも兼ねて、今回の中身をご紹介。
今回のタイトルは「凧合戦」。
「凧揚祭の本質は凧合戦である」とする主張を、さまざまな裏付けをもって展開した次第です。
一方で、そこが歴史として語られて来なかったという点、初凧に力点が置かれた「伝説」がのちに創作されたことで、本質が自覚されないまま現代に至った、という風に思います。
現在の定説では、「 凧合戦 < 初凧 」という構図。
(城主の初凧が起源とする伝説も、主は初凧であるとする位置づけが表現されていました)
でも、本質的には「 凧合戦 > 初凧 」であるとする、挑戦的な今回のテーマ。
たとえば、視覚的な部分で、
(写真:文書サービス編『浜松凧あげまつり』静岡出版、1983年より)
初凧の要素は、家紋と名前のところですが、凧全体の面積のごく一部。
家紋や名前を見分けることよりも、どこの組の凧かの判別の方がより重要である、ということです。
つまり、凧合戦を通じた町内対抗意識がこの祭を作ってきた、ということを主張したいのであります。
(善)
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