屋台は世界遺産に?

浜松凧揚祭研究会

2016年12月31日 00:28

さて、長らくご無沙汰してました。



 あっという間に本年も年の瀬。

 今年は一つおもしろい話題がありましたね。


 「山車・山鉾・地車・屋台」などの祭での「曳きもの」の幾つかが、「世界文化遺産」に登録されました。



 不思議なのは。


 こうしたニュースが流れているにも関わらず、「なんだ浜松はスルーかよ」という議論が起こらないところです。


 祭で用いる「曳きもの」。

 「曳きもの」を用いる祭で、今回スルーされたのは、「遠州」と「泉州」ではないでしょうか。

 遠州は、祭の盛んな地域です。
 毎年のように、どこかの屋台が新造されています。

 同じように、岸和田に代表される「地車」(だんじり)。
 こちらも、いまだに新造を続けている、と聞いています。


 現役で屋台の類が再生産されている地域は、この二つではなかろうか。

 いずれも「現役の」祭だ、といって差し支えありません。


 逆に言うと。
 批判を恐れずに申しますと。

 これ以上、進化することのない、「博物館入りしそうな曳きもの」だけが登録されたのでは?



 実態を分析もせずに勝手なことを申しましたが、こういう時に、「浜松はスルーか」という議論が巷か発生して欲しいものです。


 などと、2016年を振り返って。


 2016年12月31日
 


        (善)

関連記事