よくぞお気付きで

浜松凧揚祭研究会

2012年06月06日 23:25

こんばんは。


 亀山町の法被の腰柄の件。

 さくざやま様よくぞお気づきで。 ちなみに「さくざやまさん」=「作左山さん」(同一人物)ですね?。



 そこで検証。亀山町。

 これ現行の法被。

 腰の「山」の字が、「山路」形に並んでおります。大/小、あるいは上/下で2種類あるんですね。


 コチラが1928?年の『濱松の凧』。 



 この絵を見る限りは、同じ形の「山の字菱」が「山路」形に並んでいる。


 ・・・うーん。

 私、昨日の記事を書き込みながら、ご指摘のこの点については気づいていました。



 当時の「小田工芸社図案部」が、かなり精巧な作画をしているのは、現物と比べてもわかりますね。

 大紋の「亀」の字が、亀の姿に描かれている・・・という図案の面白さは先の「公開報告会」の中でも指摘しましたが、当時の小田工芸社図案部も、そこは理解していたとみえますね。


 ただ、腰柄については、脳裏の印象で描いたんじゃないかなー。と思ったわけ。


 実際は、当時から現行の大小の「山」の字の山路形の腰柄だったんじゃないかなーと。



 戦前の本物の法被の登場が期待されます。
 

                 (善)

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