法被 戦前/戦後②

浜松凧揚祭研究会

2018年06月17日 23:55

戦前の法被に遭遇できるということは、大変貴重なことであります。

 浜松は街そのものが空襲で焼かれているからです。


 今回、貴重な法被を拝見出来ました。


 栄町です。

 左が戦前版。復刻ではなくホンモノ。右が戦後版です。

 戦前のものは、大紋が「榮」、戦後は「栄」に「組」に大小の縞。

 色は、戦前のものは藍染。大紋の色は随分褪せていますが、元は赤(朱)。
 戦後のものは、青。


 腰も変更されていますね。
 どちらもネズ(薄墨)は入っておりませんでした。

 衿の字も。


 「榮連」と「さかえ連」。

 戦前は正字(旧字)の「栄」、戦後は一部変体仮名。





    (善)

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