新年を迎えまして 21/01/01

浜松凧揚祭研究会

2021年01月01日 17:53

あけましておめでとうございます。


 昨年は、文字通り未曾有の大騒ぎ、大変な年でした。


 凧まつりばかりでなく、あれもこれも「中止」。


 マスクをしたまま1年終わってしまったなァ、という感じです。





 2021年は凧揚祭できるのか。



 「感染症(病気)」と、感染症対策をしていないことを叩く「風潮」が相手ですからタチが悪い。




 ただ、結果として「今年もできなかった」となってしまった場合。



 心配事は3つ。


①凧揚祭を支えてこられた生業は、もう1年維持存続できるのか?


 凧屋さん(上西すみたやさんや一瀬堂さん等)や、提灯屋さんや、染屋さん

 など、長~い間、この祭を支えてこられた伝統産業が破綻してしまわないか、という心配。


 各組と、これらの伝統産業とは、相互に支えあっている関係があり、100年以上継続しております。



②凧揚祭を支えてきた、各組、その土壌である町内の意気込みが維持できるのか?


 戦争中に凧揚祭は8年間中止。

 それでも1947(昭和22)年以降、順次、復活再開していますが。

 当時と2020年代の現在は、祭の基盤である社会がすっかり変わっております。

 巣篭もりでネットで遊んでいる方が楽。経費もかからんし。

 となってしまっていないか、という心配。



③私自身の気持ちが持つのか?

 ②と同じですが。
 私自身のことなので、それこそ頑張れば良いのですが。





 「感染症対策」と、

 「伝統的な地域の祭」とは、物理的には相容れないシーンが実に多い。



 祭なんていうものは。

 「神様からのお下がりものであるお神酒を酌み交わす」という口実で、酒飲むのが楽しいのでありますから。




 感染症対策は、粛々と進めればよいと思います。
 進めざるを得ません。



 一方で。


 祭の本来のあり方。


 これを、考える良い機会にできないか、と思うのであります。


        (善)


 昨2020年5月2日にも、同じようなことを申しておりました。
 ご笑覧下さいませ。

https://takoken.hamazo.tv/e8798252.html
当ブログ2020年5月2日記事「2020年5月2日」


2018/1/1の浜松八幡宮


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