「凧まつり」が懐かしい
はい。
凧揚祭にまつわる言葉について「たいのアウトプット」
http://tai.hamazo.tv/にて力強い指摘がありましたので。
15年位前までは、わりと「オレは『浜松まつり』なんて言わん!『凧』だ!!」などと言う方が結構いらっしゃいました。私の祖父もそのクチで、「『浜松まつり』という名前は市のまつりみたいでダッキライ(大嫌い)だ」などと時折申しておりました。
祖父について言えば、まぁ特に市役所に恨みがあっての事ではなく、凧揚祭を支えてきた「民間人としての誇り」が表現されていたんだと思います。
私が子供の頃1980年代なんかは、パンフレットに記された「浜松まつり」という名称を口にする人は実に少なかったです。「凧まつり」と言う人が多かったかなァ。「パンフレット育ち」の当時子供としては、「ホントは『浜松まつり』っていうのになぁ」と逆に感じていたことを今更ながらに思い出します。
会話の中では「凧」という人も多かった。4月にもなれば「一ヵ月もすりゃハァ凧ん来る」という会話は飛び交っていたような。5月になると蛸が水揚げされる…とかいう話ではありませんからね。かといって、揚げる対象の凧をさしているわけでもない。
指しているのは「凧揚祭」そのもの。屋台や練りのこともひっくるめて、一連の行事を「凧」といいました。
最近は「凧まつり」という方はめっきり減りましたね。
(善)
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