生そば処

カテゴリー │変体仮名

先日、仕事で訪問した気賀の帰り。



 龍潭寺前のおそば屋さん「曳馬野」にて。



 現代に生きる数少ない変体仮名に遭遇。

生そば処
(7月3日撮影)


 「生そば処」(きそばどころ)ですね。「そば」が変体仮名ですね。
 

生そば処

 活字にするとこんな感じ。 



 「生そば」と書くよりもオシャレでしょ。






 ちなみに字母(元の漢字)について申しますと。

平仮名の
「そ」←「曽」
「は」←「波」

変体仮名の
生そば処←「楚」

生そば処←「者」


(「そば」の漢字である「蕎麦」という字を崩した・・・というワケではないのでした)



           (善)




 「者」をなんで「は」と読ませるのか・・・。



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この記事へのコメント
「変体仮名」残しておきたい日本の文化ですね。
特に「可」なんて江戸時代は「加」よりもメジャーな文字だったのに……

>「者」をなんで「は」と読ませるのか・・・。

ハイ、むろん音読みでは「シャ」、訓読みでも「もの」ですね。

ではなぜ「は」なのか?
漢文(文語中国語)では「者」は語気助詞として使われることがあり、その際は係助詞「は」に相当するものとして訓読されます。その名残ではないかと。
Posted by 漢文屋 at 2012年07月09日 20:08
漢文屋さま、コメントありがとうございます。


 漢文で使うんですよね。高校時代のかすかな記憶にありました。
 ご説明ありがとうございます。
Posted by 善 at 2012年07月10日 10:57
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    コメント(2)