「屋台」と呼ぶ

浜松凧揚祭研究会

2024年04月17日 19:37

先日来、投稿している馬込町の新屋台の話。





 今回は新聞記事を読んでみます。





 まずは『静岡新聞』R6/4/1(月)11面。



 違和感なくスッと読めましたの。





 「御殿」という字が無いからですね。





 浜松の屋台は、本来「屋台」。





 「御殿屋台」は、山崎氏が命名した、とご本人の著作にありました。

https://takoken.hamazo.tv/e5154350.html
2014/2/22投稿「『浜松凧屋台』」


 しかし、寺社建築・堂宮建築では、そういう用語は無いそうで。





 山崎さんが、何をもって「御殿屋台」と言っているのかは明らかにされていません。





 例えば「二層屋根の屋台」なのか、それとも「凧揚げまつりの屋台すべて」なのか、とか。





 本研究会としては。「屋台」もしくは「浜松屋台」と呼称しております。





 で、こちらは『中日新聞』R6/4/2(火)13面




 こちらでは、見出し(タイトル)と記事導入部にこそ「御殿屋台」が用いられていますが。





 全体としてはそんなに強調されていない。





 天峰建設さんが棟梁としてこだわったのか、馬込町の面々が昔ながらの自然体だったからのか・・・。

 (その辺は聞いてみない事にはわかりません)





 それはそうと。


 二層の軒下組物が「三手先組」になっているのは、浜松初だと思いますね。





 「二層 軒唐破風 三手先組 屋台(にそう のきからはふ みてさきぐみ やたい)」といえばよいのでしょうか。



     (善)

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