2012年08月06日01:14

さて、この「輪繋ぎに二重線」。
どこの法被か、知る人ぞ知る・・・。
この法被。

新町の戦前の図案なんですね。
写真の法被そのものは「復刻版」と伺いました。
ちなみに、勢いのあるこの大紋。
「だるま」と書いてあります。凧がだるまだから。
「た」が変体仮名。

コレ。
(変体仮名画像データはこちらから借用)
http://www10.plala.or.jp/koin/koinhentaigana.html

「だるま」ですね。
現行の戦後版と比べると、変化のしかたがこれまた面白い。
腰の輪繋ぎは「けさがけ」(たすき)に、「だるま」の字はだるまの絵に。

輪繋ぎの重ねの表現が戦後は省略されていたりとか。
そして戦前1929(昭和4)年または1930年のどちらかであろう『凧案内』にも。

こう見るとこの『凧案内』、ケッコウ実物に近い、いわゆる「写実的な」絵だということがわかります。
(善)
輪:新町②≫
カテゴリー │輪

さて、この「輪繋ぎに二重線」。
どこの法被か、知る人ぞ知る・・・。
この法被。
新町の戦前の図案なんですね。
写真の法被そのものは「復刻版」と伺いました。
ちなみに、勢いのあるこの大紋。
「だるま」と書いてあります。凧がだるまだから。
「た」が変体仮名。

コレ。
(変体仮名画像データはこちらから借用)
http://www10.plala.or.jp/koin/koinhentaigana.html

「だるま」ですね。
現行の戦後版と比べると、変化のしかたがこれまた面白い。
腰の輪繋ぎは「けさがけ」(たすき)に、「だるま」の字はだるまの絵に。
輪繋ぎの重ねの表現が戦後は省略されていたりとか。
そして戦前1929(昭和4)年または1930年のどちらかであろう『凧案内』にも。

こう見るとこの『凧案内』、ケッコウ実物に近い、いわゆる「写実的な」絵だということがわかります。
(善)
この記事へのコメント
こんばんは。
新町タイプの輪つなぎ、たしか掛川の横須賀では「知恵の輪つなぎ」と言っていたような気がします。
ただ、「知恵の輪つなぎ」という表現を横須賀以外で聞いたことがないので、必ずしも一般的な用法であるとは断言できないのですが、「九連環」というタイプの知恵の輪の見た目がこの模様に似ているので、実際になんらかの関連があるのかもしれません。
新町タイプの輪つなぎ、たしか掛川の横須賀では「知恵の輪つなぎ」と言っていたような気がします。
ただ、「知恵の輪つなぎ」という表現を横須賀以外で聞いたことがないので、必ずしも一般的な用法であるとは断言できないのですが、「九連環」というタイプの知恵の輪の見た目がこの模様に似ているので、実際になんらかの関連があるのかもしれません。
Posted by 酒上不埒 at 2012年08月06日 22:25
僕はてっきり、だるまを形どった達磨繋ぎだと思っていた時期もありました。
違うんですね?
違うんですね?
Posted by naka2 at 2012年08月07日 08:12
・・・・・・わかりません!
ただ、菅沼如雲『新町育ちの思出』によれば、「輪繋ぎは新町消防組の印」という一文が出てきまして、だるまの凧よりも古いのだとか。
ただ、菅沼如雲『新町育ちの思出』によれば、「輪繋ぎは新町消防組の印」という一文が出てきまして、だるまの凧よりも古いのだとか。
Posted by 善 at 2012年08月09日 01:19