屋台の話

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ご無沙汰ばかり。




 久しぶりの記事投稿です。





 長いこと、法被や図案の話が多かった次第ですが、屋台の話なども少しずつ展開していきたいなと、思うのであります。


 おまつりというと、法被を着る人の興奮とか熱狂とか迸るエネルギーとか、そういう受け止め方をする方もいらっしゃることでしょうが。

 各アイテムの美しさとか芸術性とかいう部分も欠かせない要素。



 凧揚祭を彩る様々なものの姿・形があります。凧印であったり法被であったり提灯だったり・・・。

 それぞれに、それぞれの芸術性というか、美しさというか、「世界」があるわけですが、屋台というのはその中でも別格。

 多くの職人の手を通して出来上がるものだけに、奥の深さもまた格別。




 ところが、浜松の凧まつりは「凧まつり」というだけあって、メインは凧合戦。屋台は夜の添え物・・・といった位置づけになりがちなのも現実。





 屋台は、それを生み出す技術、という観点からすれば、堂宮建築に分類されるわけです。モチロン、地面に固定されていませんから、建築基準法なんかで言うような「建築物」には当たりませんが。


 建築の世界は、建築基準法などのように、法の中にも位置づけられるくらいなだけに、研究や用語の整理も進んでいます。


 凧の印や法被の図案のような、職人さんたちの世界だけで受け継がれてきたものと比べると、学問や法の対象にもなっている分野という意味でもやはり「別格」といえるかもしれません。


 そういう意味では最も理解しやすい分野かも。最もむつかしい分野とも言えますが。




 「お祭りの中での屋台」というと、神様との関係とか(御幣を乗せて渡御するだとか)そういう探究をしがちですが、「建築技術によって生み出されたもの」として位置づければ、違う角度からの理解もずいぶん進むのでは。




 とくに、浜松でも、今まで整理されてこなかったところですので、ワタクシなりに浜松の屋台を分析してみたいと思うのであります。



 というと、ずいぶんオオゲサな感じ。



 各部位の名称が判るだけでも、面白く感じていただけると思いますので、ボチボチ書いていきます。



屋台の話
(2006年5月、naka2氏撮影。元城町にて)





                (善)



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