詰組:千歳町

カテゴリー │屋台

すっかり年末らしくなってまいりました。


 今朝は道も空いており、昼には道が混んでおり。


 なんだ!自動車関連はもう長期休暇開始かっ!。という感慨(羨望)に浸ってしまいます。




詰組:千歳町


 1952(昭和27)年新築の千歳町の屋台について。

 前回は、「柱の真上の位置に軒桁が乗っていませんよ。柱の芯から二手外に(手前に)出ていますよ」という内容でした。この組物のつくりを「二手先組」と言います。



 さて、この二手先組。軒桁をせり出させているだけではありません。

詰組:千歳町
Naka2氏撮影。(1987年頃)。向宿町屋台。

 こちらの斗組(ますぐみ)と比べると。


 こちら向宿町の斗組は三つ斗組。柱の真上の位置に軒桁が乗っております。斗組の三つ斗も、柱の真上だけに配置されています。

 千歳町のは柱の無い位置にも斗組が乗っていますね。

 こういう柱と柱の間の位置にも斗組が配置されている造りを「詰組」(つめぐみ)と呼ぶそうです。




 千歳町の屋台は、二手先組が浜松初。さらに詰組も初。






 いわゆる屋台史の画期とみなされる「画期的」な屋台のなのであります。



                         (善) 



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