図案の法則 1凧印 (2)書体②

カテゴリー │図案の法則

前回と同じ内容ももう一度。


 浜松の凧印に用いている書体は、浜松独特のものです。

 毛筆体(筆で書いたような書体)ならなんでもいいわけじゃありませんね。

 とくに、太すぎず、細すぎず、そして「かすり」が入るあたりが他にあまり例をみない。


 こういうやつです。
図案の法則 1凧印 (2)書体②
 広沢町。「ひ」。
図案の法則 1凧印 (2)書体②
 文書サービス編『浜松凧あげまつり』(静岡出版、1984年)より。


 他の書体と比べてみましょう。


 左から、「千社文字」「AR勘亭流H体」「昭和ひげ文字体」&広沢町凧印。
図案の法則 1凧印 (2)書体②図案の法則 1凧印 (2)書体②図案の法則 1凧印 (2)書体②図案の法則 1凧印 (2)書体②


大河原仁『実用ディスプレイ書体 千社文字』(マール社、1990年より)
AR勘亭流H体
コーエーサインワークス「昭和ひげ文字体」



 浜松の凧揚祭には、長年育んできたこうしたオリジナルの文化があるのであります。

 規格化された書体を安易に採用するのではなく、オリジナル文化を大事にしていきたいものだなぁと常々思います。


 今一度、見直されるべきです。


         (善)




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この記事へのコメント
ハッピもそうですね。

浜松オリジナルを大事にしたい。

たとえば、何のための長手甲なのか、とか
Posted by NAVA@八まん連NAVA@八まん連 at 2014年11月22日 11:18
コメントありがとうございます。(いろんなところで)。


 図案の法則、凧印を終えて、そのうちに他のアイテムにも踏み込んで行く予定です。

 (予定は未定です)

 あまりご期待なさらないよう。


      (善)
Posted by 浜松凧揚祭研究会浜松凧揚祭研究会 at 2014年11月24日 10:48
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    コメント(2)