2011年06月29日21:44
「ワッチョピッピ」≫
カテゴリー │言葉・方言
コメント多数ありがとうございます。
気をよくして言葉・方言シリーズ。
「ワッチョピッピ」
(品詞)名詞
(意味)練り
(用例)「ちゃっと地下足袋履かんとワッチョピッピが来ちゃう」
(訳)「ただちに地下足袋履かないと練りが来ちゃう」
「練っている集団」や「練る行為」そのものをさして「ワッチョピッピ」といいますね。「わっしょぴっぴ」とも。幼児・子供などに向けて使うケースが多いでしょうか。語源はもちろん、練りに聞こえてくる掛け声と呼子笛の音。
ここで指摘したいのは練っている様子は「ドンドンプップ」とは表現されないということ。どういうことか。
練りの基本は「掛け声(ワッチョ)と笛(ピッピ)」だということ。太鼓(ドンドン)とラッパ(プップ)の音しか聞こえてこないような「練り」が多くみられる現在の状態を見つめ直すには、考えるべきところが多いコトバですわ。
ひどいときには、ラッパは沢山鳴っている、太鼓も4本くらいある、にもかかわらず、誰も「すり足」ができていないとか、誰も「掛け声」出していないとか。そういう状態の時に限って笛も鳴っていなかったり。
法被は着ている、太鼓を鳴らしている、ラッパも鳴らしている。…しかしながら、集団で歩いている…だけ。そんな状態を「練っている」と言うか?
私が子供の頃に見た砂山町とか、近づいてくるのが怖いくらい迫力があった。躍動感があった。松江町だって「2列で20メートル」の小さな集団だったが、最後尾について回ったときの記憶は、太鼓なし、笛と掛け声とすり足。全員揃っていたからこそ、その姿を真似て覚えたのだ。
やっぱり祭は「青年」の集団が作る「勇ましさ」がないとねー。
(善)
気をよくして言葉・方言シリーズ。
「ワッチョピッピ」
(品詞)名詞
(意味)練り
(用例)「ちゃっと地下足袋履かんとワッチョピッピが来ちゃう」
(訳)「ただちに地下足袋履かないと練りが来ちゃう」
「練っている集団」や「練る行為」そのものをさして「ワッチョピッピ」といいますね。「わっしょぴっぴ」とも。幼児・子供などに向けて使うケースが多いでしょうか。語源はもちろん、練りに聞こえてくる掛け声と呼子笛の音。
ここで指摘したいのは練っている様子は「ドンドンプップ」とは表現されないということ。どういうことか。
練りの基本は「掛け声(ワッチョ)と笛(ピッピ)」だということ。太鼓(ドンドン)とラッパ(プップ)の音しか聞こえてこないような「練り」が多くみられる現在の状態を見つめ直すには、考えるべきところが多いコトバですわ。
ひどいときには、ラッパは沢山鳴っている、太鼓も4本くらいある、にもかかわらず、誰も「すり足」ができていないとか、誰も「掛け声」出していないとか。そういう状態の時に限って笛も鳴っていなかったり。
法被は着ている、太鼓を鳴らしている、ラッパも鳴らしている。…しかしながら、集団で歩いている…だけ。そんな状態を「練っている」と言うか?
私が子供の頃に見た砂山町とか、近づいてくるのが怖いくらい迫力があった。躍動感があった。松江町だって「2列で20メートル」の小さな集団だったが、最後尾について回ったときの記憶は、太鼓なし、笛と掛け声とすり足。全員揃っていたからこそ、その姿を真似て覚えたのだ。
やっぱり祭は「青年」の集団が作る「勇ましさ」がないとねー。
(善)
この記事へのコメント
最近聞いた話。
昔は、法被を(半纏じゃない)どの家でも自分の家で製縫して、作っていたので、裏地を見れば誰の法被かすぐ判ったって。なるほどね。
昔は、法被を(半纏じゃない)どの家でも自分の家で製縫して、作っていたので、裏地を見れば誰の法被かすぐ判ったって。なるほどね。
Posted by s at 2011年06月30日 04:25