おつかれさまでした

カテゴリー │「浜松まつり」諸問題

みなさま、おつかれさまでした。




 「感染症対策」の名のもと、



令和2(2020)年 中止

令和3(2021)年 凧揚げのみ、合戦なし、屋台なし、県外者の帰還参加禁止

令和4(2022)年 凧揚げのみ、合戦なし、屋台は町内廻りのみ




 3年間、こんな調子でした。




 「感染症法」上の分類は、明日5/8月(月)まで、令和2年当時と変わらないわけです。




 その「第5類への移行」が2月中に「5月8日」に決まってしまい、組織委員会も頭が痛かったことと存じます。




 各町内でも、2月には初祝いをほぼ確定して凧を注文するでしょうから。




 初練りの接待(飲食)をどうするかで頭を悩ませたはずです。




 実際、感染症法上の分類はそのまま。




 マスクは3/13から「任意」となった(それまでも「要請」であったので任意なのだが)。




 とはいえ。




 みんなで会食することじたい、まだ憚られていた状況だったと思いますね。




 そんな中途半端な外的状況の中「飲食は可能」とされたのは、難しい決断だったと思います。










 それとは別の話で。




 今年は「屋台中央統一行動」が5月5日に開催されませんでした。




 大河ドラマ関連のイベント「騎馬武者行列」を「浜松まつり」の中で創設したためです。









 大河ドラマで浜松が活性化するのは大いに結構。




 でも浜松のアイデンティティをどかしてまでやることではないはず。




 例えば5/2とか4/29とか、そういう日程で開催されるべきものでしょう。




 屋台の中央統一行動については、朝の時点で屋台を待機場所まで移動しておくというやり方をしています。




 屋台が配置された状況で、観客を大勢集める大人気スターが登場するイベントとは両立できない、ということなのでしょう。






 
 やはり、「凧揚祭」と「浜松まつり」は分けて考えるべきです。




 凧揚祭は各組の統一行動で成り立っており、そこに付随するのが「浜松まつり」。




 昔は「凧揚祭」単独で行われていたが、「商工業活性化」の目的で「浜松まつり」が同時開催されるようになり、のちに観光行政の位置づけの中で「浜松まつり」として「今も」凧揚祭期間に同時開催されている。



 と語られる形にするべきです。




 他の複数あるイベントと並列で「凧合戦」「屋台引き回し」があるだけだから、軽んじられるのだろうと思ってしまいます。











 何はともあれ、おつかれさまでした。



    (善)



 

屋台の記事

カテゴリー │記事屋台


『静岡新聞』令和5(2023)年4月30日付15面

 馬込町の屋台、他の町へ譲渡するため、今年が最後の姿、という記事。




 馬込町の屋台は、戦後新築第1号となる昭和24年組。




 棟梁は小池佐太郎、彫刻師は早瀬利三郎という、浜松の屋台では「王道の」製作陣ですね。




 後面の蟇股(というか欄間というか)の五条大橋とか、いい味出してます。

 平成20年(2008年)5月4日撮影。
 五条大橋で薙刀持った弁慶とヒラリと舞う義経。




 昭和24年は5台が新造されたとの事(研究会調べ)。




 このへん、突っ込んで調べれば、もっといい記事かけたと思うのにね。





 そしてこちらは中沢町。

 『静岡新聞』令和5年(2023年)4月17日付18面



 土台を取替えて、各所の改修が完成したとの記事。




 「屋根に2体の龍の彫刻があしらわれている」




 これね。

 平成15年(2003年)5月、naka2氏撮影。




 唐破風と鬼板と懸魚が1枚の板から彫り出されているというスグレモノ。




 詳しくはこちらの方の解説。
https://asdk.sakura.ne.jp/hamamatsu/nakazawa/02.html









 この3年、凧まつりが満足に出来ない中にありながら。




 各組、それぞれに水面下で動いていたんですね。




             (善)



 

板屋町の

カテゴリー │見聞提灯

先日、オークラアクトシティホテル浜松に用事がありまして。





 ロビーを見上げたら、迫力の光景!





 地元、板屋町の凧が2枚。




 5帖と4帖か???




 凧を目撃すると、ついつい帖数の推定を始めてしまいます。




 その向かい側には。




 提灯。




 それも、練り提灯となんと役提灯。




 迫力ありますね。




 季節に旬のものを見た感じ。



           (善)




 

「浜松の風景」を見た

カテゴリー │2023年

去る令和5年4月2日(日)は。




 桜満開の、暖かな春の日でした。




 桜とともに、初凧糸目付けを目撃。









 まさに浜松固有の風景。 




 隣の町内の話でも楽しくなりますね。




       (善)

 11年前にも同じようなことを書いていた・・・
 平成24(2012)年4月8日記事「4月も中旬へ」
https://takoken.hamazo.tv/e3555154.html

 つまり、こうした「日常」」がようやく戻ってきた、のだと思います。





 浜松には、町内のことに熱心になれる住民がこれだけいるのです。



 浜松に限らず、地域の祭が盛んなエリア全般に言えることですが。



 全国的にはもはや少数派ではなかろうか。



 浜松市行政には、これらの自発的自治活動を見守る姿勢を求めたい。



 地名は、自治の領域(町内の範囲)と合致させるべきだと思うのであります。



 

95%復活!!

カテゴリー │記事時事

令和5年3月25日(土)『静岡新聞』32面より




 相変わらず「解禁」という言い方するね静岡新聞。




 「前年まで禁止していた」って。




 記事の論調が、「なんか悪いことやってる」前提なんだよな。




 組織委員会の決定との記載ですが。




 さぞかし大変なご決断であったとお察しします。




 とにかく物事を決めるのは大変だ。




 あらゆる各方面からの「圧」があることでしょう。




 「圧」というのは「政治的圧力」だけではなく、要望(そのなかには熱望も!?)やらを含むいろいろな「圧」。




 そして、クレーマーに近いであろう「アンチ」の存在。これも心理的には圧力になる。




 クレーマーが警察に連絡すれば、警察も動かざるを得ないしね。
(そこも含めて心理的な圧力もあろうかと)




 そう考えると、「第2類相当」の感染症とされている中での落としどころとしては。




 こうならざるを得なかったのかなァとも思いますわ。




 記事によると、広野委員長
 「コロナ前の規模の95%は復活できると思う」と。




 落としどころ。
 妥協点。

 そこに添えられたコメントの一字一句をあげつらうつもりはありませんが。



 「規模」をどう定義するかって難しいね。





     (善)



問題はこっち↓

令和5年2月19日(日)記事「なぜ5月8日なのか」
https://takoken.hamazo.tv/e9606841.html




 ところで。


 「酒抜きの凧揚げまつりって、あなたにとってどんな感じですか?」

 と聞かれたら。


 高校生だった30数年前の私だったら。

 「別にいいんじゃないの」(自分自身は)

 となったでしょうね。飲まなかったから。



 今は、、、なァ、、
 、、、ちょっと辛いかなァ、、、(笑)


 「ちょっとか??(笑)」


 酒を飲まない方でも、飲んで楽しくなっている雰囲気がない中でのまつりは、やはり違和感あるでしょうね。



 そういう意味で「95%」という表現は、あたっているかもしれませんね。



 いまや「酒が前提」の私には、「55%」くらいか。



 

なぜ5月8日なのか

カテゴリー │時事

(令和5年3月23日(木)、記事の一部を修正)




「新型コロナウイルス感染症」の危険性の分類。



 「第2類相当」から「第5類」へ移行。


(『ウィキペディア』「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E3%81%AE%E4%BA%88%E9%98%B2%E5%8F%8A%E3%81%B3%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87%E3%81%AE%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B




 第2類相当から第5類へ移行。



 けっこうなことじゃありませんか。



 こりゃ、ようやく今年は通常の「凧」ができると思いきや。










 「5月8日から」





 これが1/26(木)の記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/72411f1a9367f35830e801802b1d323d99546d3f
(共同通信電子版2023/1/26/18:38「コロナ5月8日『5類』引き下げ 政府方針、27日に正式決定」)






 は????????







 ・・・であります。






 「年度替わりの4/1でいいじゃんか」

 「それでいて、マスクは3月13日から云々とか。わけわからんよ」

 との声が聞こえてきそうです。






 昨年5月3~5日と今年の5月3~5日とで、感染症の分類上は状況に変化なし、というのが法に立脚する対応。




 となると。




 今年も昨年同様に飲食は控えいなさい、てな判断になってしまいそう。






 岸田政権、浜松への当てつけか????




      (善)



 「こりゃ次の選挙、自民党はないな」




 このくらいの風刺表現くらいしたいぞ。



 

令和4年大晦日

カテゴリー │時事

マスクしたまま約3年・・・。


 なんだか大変な社会になってしまいました。

 ウクライナ問題、日本国の緊縮財政と増税、安倍晋三暗殺・・・

 これらの世界的な動きと凧揚げまつりは、実は無関係ではない。

 どう関連付けられるべきか、まだよくわかりません。


 ただ、日本社会の現状を見るにつけ、マスクとの決別(着用自由化)は、そう簡単でもない。

 なぜなら、他国のように「着用義務」を課す事をせず、個人の倫理に問いかる事によって着用させたから。倫理観に食い込んでしまったから。

 なんということでしょう・・・

 これまでの感染の「波」を見る限り、マスク着用要請も行動自粛要請も、それほど効果があったとも思えない。

 それでも(私も含め)着用する理由はただひとつ。「世間」から「後ろ指」をさされたくないから(外出自粛も同様)。


 いずれにせよ、早く「正常化」しないかなァと願うばかりです。


 皆さまよいお年をお迎えください。来年はよい形で凧揚げまつりが開催できますよう。
 

  (善)







 

記事ふりかえり

カテゴリー │「浜松まつり」諸問題

たいへんご無沙汰しており恐縮です。


 久しぶりに記事を見返して、(我ながら)いいこと言っていたので(笑)。



 自画自賛しながら再掲しておきます。



「浜松凧」とその生業を守る -①
https://takoken.hamazo.tv/e9130665.html
令和3(2021)年5月1日投稿記事

「心配しておりました」 -②
https://takoken.hamazo.tv/e9122468.html
令和3(2021)年4月22日投稿記事


 この②の中で、

「・・・前の時代から、今も変わらず継続してる生業やその技術を「伝統」と呼ぶのであれば・・・」


と「伝統」というワードを定義しました。


 社会の変わり目。


 ここでは凧揚祭の話なので。


 凧揚祭を取り巻いている社会環境の変わり目。


 幾度もあったわけです。


2020年 感染症騒ぎ

2011年 東日本震災

1990年代 参加組増大

1970年代 祭復興

1960年代 祭衰退(高度成長期)

1940年前後 戦争


 これらを経て、何が変わったのか。


 80年間を、「浜松の凧揚祭」を軸に見通すだけでも、社会の変化が見えたりもします。


 先の戦争(これも80年も前の事になりますが)よりも、もっと前から我々の先達がやってきたこと、と考えると。


 大事にして次の代へ丁寧に渡していく必要があると。


 凧キチの一人として思う次第であります。


       (善)