秘蔵写真:天狗連

カテゴリー │法被

http://plaza36.hamazo.tv/e4443972.html

↑「電気工事のひろば」というブログより。sakuzayama様からの情報です。



 戦前の練兵場の風景で、天狗連のテギの様子かと思います。


 羽団扇(はうちわ)に「う」の図案、肩に三重線。

 こちらを向いている手前の人の衿には「天狗連」。


 羽団扇は天狗の所持品ですから、天狗連の図案として登場していることに違和感はありません。でもこの図案は今回初めて見ました。

 「う」というのは「千歳町」の旧名「後道(うしろみち)」の頭文字と考えれば辻褄が合います。



 今回の情報で、謎だった部分が一部解けました。



 というのも、コチラ。



 祖父が所蔵していたアルバムより、戦前の練兵場の風景、天狗連です。
 

 この写真の左下に曽祖父が写っています。我が家は戦前のある時期まで、当時の後道に居たのだそうで、曽祖父が浜松へ来たのが1918(大正7)年頃、したがって写真は1918年~20年代だろうと思います。


拡大、左隅。


 最前列の左の人と、左から4番目の人、立っている列の左から3番目の人。それぞれの肩に三重線が見えますね。


拡大、真ん中~右寄り


 唯一、文字が読めるタスキ。「う組 監督」とあります。


 この、肩の柄「三重線」の法被がずっと謎でしたが、ようやく全体像が判明しました。

 おそらく、上記の絵葉書とこの写真では、この写真の方が新しいように思っています。三重線のない法被が入っていますからね。


 三重線がないからといって、大紋が現在の「勢」に「天狗」の短冊かどうかは判りません。ただ、よくみると、今のような腰柄はどうも付いていない様子。だから一概には何とも言えない。



 1930年代の写真が登場すると、すべての順番が明らかになることでしょう。







            (善)



 

変体仮名:「ち」の答

カテゴリー │変体仮名

だいぶ空いてしまいました。ごめんなさい。




 そして、変体仮名の「ち」がどこの法被か?っちゅう話でした。





 正解はコレ。




 読めますね。




 「なかじま」「いちぐみ」です。


 現代人には発想できない優美な図案。



 すなわち、「中島市場町」でした。



             (善)



 

変体仮名:ち

カテゴリー │変体仮名

「いろはにほへと」の次は「ち」。




 変体仮名を覚えて変態になろう!。





 「ち」なんて使ってるところあるんですか!




 あるんですね。どこの法被のか判りますか。







 この字。

 元の漢字(字源・字母)は、平仮名の「ち」と同じ「知」。

 崩し方がちょっと違ったんですね。




 ほぼ同じですが、点(「ゝ」)のつかない版もあるのだとか。


(変体仮名データは「koin変体仮名」より)
http://www10.plala.or.jp/koin/koinhentaigana.html





 さて、気になる答えは。





               (善)



 

中日新聞130604「町名」

カテゴリー │記事





 奴(やっこ)と達磨(だるま)と三つ巴(みつどもえ)。言わずと知れた馬込町・新町・松江町、それぞれの凧であります。


(馬込町・新町の写真はパンフレット『79浜松まつり』より、松江町の写真はMMM氏2012年撮影のものより)




 この3町が意外なところで取り上げられておりました。

 「3町」というよりも、「3町名」という方がより正確でしょうか。



「歴史ある町名 復活の議論を」

『中日新聞』2013年6月4日(火)19面(遠州・浜松)より抜粋。
(ブログ掲載用に記事の配置を編集しております)


 浜松市議会の内容を伝える記事ですね。


 市議会の5月定例会で、自民党浜松の柳川樹一郎市議の一般質問との事です。




 当ブログの読者様はいかがお考えでしょうか。




 記事の全体はコチラ。




                (善)