二手先組:千歳町屋台

カテゴリー │屋台

研究会が誇る「屋台通」のNaka2氏の写真より。2003年の撮影。



二手先組:千歳町屋台
 どこの屋台か、判りますね?。


 写真左が屋台前方、右が後方。つまり、屋台の側面の軒下を写しています。



 といっても、屋台本体で見分けられる人は少ないのでは。



 そんな時には、幕と提灯みれば判ります。
   (その前にタイトルに書いてありました) 


 戦後の屋台史に残る傑作。
   (どの組の屋台も傑作ですが)



 桁下組に「二手先組」(ふたてさきぐみ)を用いた最初の屋台です。



 軒桁は、柱の真上に来るのが基本。

 柱の位置よりも外へ(手前へ)出すことで、軒が深くなりますね。その分、手間もかかり、装飾性にも富む。



二手先組:千歳町屋台
 こういうことであります。



 またも、図解。

 こちらは断面の想像図であります。
二手先組:千歳町屋台

 真後ろから見た断面図と思ってください。絵の左が屋台の左。


 軒桁は、柱の位置から「二手」、先へ(外へ)出ております。





 彫刻の雰囲気と合わせて、この斗組など屋台の造りを比較していくと、この道の奥深さにのめり込んでしまうのであります。





                   (善)



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