2011年09月27日01:31
法被の図案≫
カテゴリー │法被
研究会の活動として、「図案に手を加えられていない法被」の写真を収集しております。90年台以降に改変される前の法被の図案の「保存」が目的です。
保存(=借受け・写真撮影・採寸・記録)という作業を進めていく中で、面白いなーと感ずるところをいくつか。
浜松の凧まつり場合、祭の大きな要素に「凧印」がありますね。したがって、「組名の頭文字を法被にあしらう」以上の図案のバリエーションが出来てしまうわけです。
たとえば。
高町は、町名が「高町」で凧印が「おかめの面」で組名が「おかめ組」(「か」と「め」は変体仮名)。
高町の凧(文書サービス『浜松凧あげまつり』静岡出版、1984年より)
法被の背中(メインの柄)が「おかめ」(「か」「め」は変体仮名)で、肩(サブの柄)が「高の字菱」の連続。
高町の法被の背中(大紋)「おかめ」
高町の法被の肩の柄「高の字菱」
凧印の無い祭だったら、こういう法被にはならなかったと思うわけです(そりゃそうだ)。図案バリエーションがとても豊かな祭だと、法被並べただけでも大いに楽しめるなと、そう感ずる次第。
(善)
保存(=借受け・写真撮影・採寸・記録)という作業を進めていく中で、面白いなーと感ずるところをいくつか。
浜松の凧まつり場合、祭の大きな要素に「凧印」がありますね。したがって、「組名の頭文字を法被にあしらう」以上の図案のバリエーションが出来てしまうわけです。
たとえば。
高町は、町名が「高町」で凧印が「おかめの面」で組名が「おかめ組」(「か」と「め」は変体仮名)。
高町の凧(文書サービス『浜松凧あげまつり』静岡出版、1984年より)
法被の背中(メインの柄)が「おかめ」(「か」「め」は変体仮名)で、肩(サブの柄)が「高の字菱」の連続。
高町の法被の背中(大紋)「おかめ」
高町の法被の肩の柄「高の字菱」
凧印の無い祭だったら、こういう法被にはならなかったと思うわけです(そりゃそうだ)。図案バリエーションがとても豊かな祭だと、法被並べただけでも大いに楽しめるなと、そう感ずる次第。
(善)
この記事へのコメント
そうですね、凧印の無い祭だったら
高
町
とかの法被だったかもしれませんね。
それにしても格好いい法被の事例ですね。
昔はなに書いてあるか分からんかったし、なので鴨江の一のがあるんだろうとか思ってました。
「高の字菱」もすばらしいデザインですね
高
町
とかの法被だったかもしれませんね。
それにしても格好いい法被の事例ですね。
昔はなに書いてあるか分からんかったし、なので鴨江の一のがあるんだろうとか思ってました。
「高の字菱」もすばらしいデザインですね
Posted by nava@八まん連 at 2011年09月30日 00:29
コメントありがとうございます。
よく鴨江町の「か」の事を「一の」(いちの)と呼んだりしてましたが、「こりゃ変体仮名という」と認識したらスッキリしましたね。
「おかめ」も読めてしまうようになりました。
よく鴨江町の「か」の事を「一の」(いちの)と呼んだりしてましたが、「こりゃ変体仮名という」と認識したらスッキリしましたね。
「おかめ」も読めてしまうようになりました。
Posted by 善 at 2011年09月30日 23:23