浜松凧揚祭研究会

こんばんは。

　不健康時間帯返り咲き！　です。


　ピチ男さんコメントありがとうございます。


　せっかくと言ってはナンですが、中山町の事例を。センエツながら。



凧印　「ナ」。

文書サービス編　『浜松凧あげまつり』　（静岡出版、１９８４年）より。

法被大紋　

「な組」と読みますが・・・。

　「な」は変体仮名。

　これを字母（下の漢字）の「奈」で表記してしまうと、平仮名の「な」も字母は「奈」。同じになってしまうので、あえて字母は避けます。

　それに、漢字の意味を無視して成り立っているのが仮名。意味を持つ漢字＝字母はやはり避けたいと思います。


　ニュアンスとして、変体仮名は平仮名の二軍。

　もっとも近いのが平仮名ということになりますね。



コレね。


　なのに、衿は

「なか山連」と読みます。

コレ。



　で、２０年くらい前の臙脂（茶色？）法被の大紋が
「ナ組」


　その衿が

「中山連」


このほか、

　練提灯は「ナ組」（文字が紺色で赤いタスキでしたかね）。

　屋台大提灯が「中山町」。（屋台新築時はなんて表記したのでしょうか？）


（撮影：naka2氏、１９８７年）


　タスキは「ナ組」でしたね。



　結構バラバラですね。ですが驚きません。当方の松江町もバラバラですので。

　と、浜松を見渡してみますと、全てが統一されている町内の方が少ないくらいかなと思うのです。


　この辺のルールがなさそうでいて実はありそうな、そのおかげの豊富な図案バリエーションも、浜松独特のものかもしれません。

　　　　　　　　　　　（善）



　変体仮名データは　「ホームページ　Koin変体仮名」　より。
http://www10.plala.or.jp/koin/koinhentaigana.html